株式会社フィックスターズ
ソリューション第二事業部
𠮷藤尚生*、大友広幸
Zhou et al.(1999)の実験の再現
DualSPHysics | OpenMps | |||
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静水圧 | × | 水深増大・圧力低下 | △ | GC法により不自然な運動 |
水柱波速 | - | (実施せず) | ○ | 良好に一致 |
衝撃波圧 | - | (実施せず) | △ | SPP法なしでは強い擾乱 |
本研究:CAEにおける数値流体力学を想定
従来、よく用いられてきた
近年、用いられるようになってきた
オープンCAE学会などが推進
種類 | 商用 | オープンCAE(FLOSS) |
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サポート | 手厚い | あまりない |
費用 | 高い | 無料 |
機能追加・改修 | 開発の気分 | 自分たちも可能 |
コード検証 | 開発を全信頼 | 自分で可能 |
妥当性確認 | 開発側が責任 | 可能(だが少ない) |
顧客のソフトウェアを高速化することが主力事業
(組み込みSoCからスパコンまで、応用分野を問わず)
→DualSPHysicsとOpenMPS
→中心重力問題と水柱崩壊問題
時間の都合上、詳細は割愛
(概要の第2章を参照してください)
壁面境界が不要なので純粋な流体ソルバーの確認向き
時間が経過すると自由表面が膨張?し、圧力が低下
駆動力(圧力)が依存している密度計算法の違いに起因
僅かな数値誤差により拡大している
※DualSPHysicsではなく自作の簡易実装で試した結果
∴以降は、DualSPHysicsの妥当性確認は実施しない
自由表面の振動が増大?
勾配修正法(GC法、高精度粒子法の1つ)が原因
$C_i$が異なるため、i-jの相互作用力が非対称
以降ではGC法を切って続行した
水柱崩壊(ダムブレーク)問題
原始MPS法での妥当性確認に使用されたもの
水柱崩壊(ダムブレーク)問題の別バージョン
定点の水深(H1, H2)・圧力(P2)を比較できる
圧力の擾乱がひどく、まともに評価できていない!
空隙を埋めるSPP法を導入すれば解決するはず
粒子法FLOSSの妥当性確認試験を整備した
DualSPHysicsとOpenMpsに対して妥当性確認をした